口臭の発生源

口臭の発生源には次のようなものがあります。

1.歯垢(プラーク)

歯に付着した歯垢が時間の経過とともに、口腔内細菌の働きで腐敗をおこすことによって発生する口臭です。

2.舌苔(ぜったい)

生理的口臭の6割ほどは、舌上に付着した舌苔(ぜったい)から発生しています。歯や歯ぐきのブラッシングだけでなく、舌も綺麗にしましょう。専用の舌ブラシが販売されています。

3.歯周病・歯肉炎など

病的な口臭の主原因です。歯周病の原因である微生物(嫌気性菌)が発生するガスは、強力な腐敗臭を放ちます。ご自宅での「舌苔のクリーニング」と歯科医院での「歯周病の治療」が口臭対策の2本柱です。

4.入れ歯・ブリッジ

入れ歯の床のプラスチックは入れ歯臭といわれる臭いを発生します。また、ブリッジの底面には歯垢が溜まりやすいので注意が必要です。口臭予防の観点からはインプラント(人工歯根)が優れているといえます。

5.口の渇き(1)その要因

唾液には抗菌作用があり、細菌や食べ物のかすを洗い流してくれますが、その唾液の分泌が減ると細菌にとって好ましい環境となり、口臭は強くなります。
口が渇く(唾液の分泌が減る)要因には、

  • 緊張やストレス
  • 起床直後(特に口呼吸の方)
  • 薬剤の副作用
  • 喫煙
  • ドライマウス
  • 加齢

などがあげられます。

6.口の渇き(2)特にドライマウスについて

ドライマウス(口腔乾燥症)とは唾液分泌量が減って、口の中や喉が乾いている症状のことです。ドライマウスによって、口臭の発生、歯周病やむし歯の悪化、、舌や喉の痛み、舌の接触痛やひび割れなどの症状が出ることもあります。

ドライマウスはドライアイとも関連があり、薬剤の副作用、加齢により唾液分泌能が下がった、口で呼吸している、自律神経失調症である、咀嚼(柔らかい食事ばかりであまり噛まない、食事を抜くなどの極端なダイエット)、シェーグレン症候群(膠原病に分類される自己免疫疾患の一つで、眼と口腔内の乾燥する病気)など、様々な原因があります。

7.全身の病気による口臭

歯や舌をみがいても、歯周病を治してもよくならない口臭の場合、全身の病気が原因である疑いがあります。実際には稀ですが以下の病気との関連性があります。

1 慢性気管支炎など呼吸器系の病気 腐敗臭
2 蓄膿症など鼻や咽頭の病気 腐敗臭
3 腎不全 アンモニア臭
4 胃潰瘍など消化系の病気 腐敗臭
5 糖尿病など代謝系の病気 甘酸っぱい匂い
6 肝機能障害 ねずみ臭

8.食品によるもの

においの強い食べ物(ニラ、ニンニク、ラッキョウ、ネギ、たくあんなど)を食べた後に、口臭がひどくなることがあります。また、飲酒・喫煙によっても起こります。これらは、体内に取り込まれた臭いの元の成分が胃で消化された後、血液を介して全身を循環し、肺から呼気となって出されたものです。歯磨きや舌磨きは効果がありません。。

9.自臭症

心因性のもので、口臭を気にするあまり、実際はにおわないのに口臭があると思い込み、深く悩んでしまう状態のことです。

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